クラウド移行戦略についてまとめてみた

●クラウド移行する動機

①インフラコストの削減

②ハードウェアやOS、ミドルウェアなどの運用コストの削減

③機能追加やアプリケーション開発のスピードアップ

④セキュリティの向上

⑤自社のオンプレミスでは実現できない高可用性の実現

●クラウド移行に関する4つの戦略

①リホスト:

IaaSの仮想サーバサービスに移行する戦略(クラウドリフト&シフトと呼ばれることもある)

基本的にOS以上のレイヤー(階層)をそのままパブリッククラウドに移行させることを主眼とし、物理インフラに関するコスト削減を目的として採用されることが多い戦略。

※As-is(現状の構成)のままクラウドへ移行

②リファクター:

システムの一部にPaaSを取り入れることで、運用コストに関する課題解決も視野に入れる戦略。

※クラウドを最大限に活用するように最小限の変更を加える

③リアーキテクト:

既存のアプリケーションに対して、よりビジネスに合わせたスケーラビリティ(拡張性)や迅速性を取り入れることを目的に最適化を行うことを主眼とした戦略。

※例:他システムでも利用したいユーザデータをマイクロサービス化することで、他システムから利用可能する

※アプリケーションをサービスに合わせ大幅に変更・分解する

④リビルド:

クラウドの機能を活用することを前提(クラウドネイティブアーキテクチャ)にアプリケーションを再構築する戦略。

※クラウドネイティブアプローチで書かれた新しいコード

※その他

・リタイア:システム廃止

・リデイン:オンプレミスに残置

・リロケート:オンプレミスと同じテクノロジーを利用できる環境に移行

・リパーチェース:既存システムを廃止してSaaSに移行

●モダナイゼーション戦略

・モダナイゼーション:

老朽化したIT資産を最新化するだけでなく、企業の競争力強化を目的とした、DXを実現するための取り組み。

①リホスト:マイグレーション

②リファクタ、③リアーキテクト:モダナイゼーション

④リビルド:イノベーション

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