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"心理的安全性 最強の教科書"を読みました


心理的安全性とは?

"心理的安全性"という言葉はよく誤解されがちなのですが、大前提楽しく優しい職場ではなく以下の状態がなされた状態のことを言います。

ポイント

  • ネガティブなプレッシャーを受けずに自分らしくいられる状態
  • お互いに高め合える関係を持って、建設的な意見の対立が推奨されること

※前提として、組織の目的やゴールから逸脱しない範囲であること

さらに重要な観点として、心理的安全性はゴールではなく手段となります。ゴールはチームで成果をあげることであり、成果をあげるための手段として心理的安全性が必要となります。

また意見の対立は、相手を否定することではなく自分らしくいるために大切なことになります。人に優しく、結果に厳しくいることが重要です。

この中で大事なポイントが、居場所を示してあげることである。(人は誰でも承認欲求がある)

管理職とは?

管理職とはメンバーを管理することではなく、結果が出るようにメンバーのプロセスを管理する支援職のことを言います。

メンバーに一度でもラベルを貼ってしまうと思考停止に陥るため注意が必要。対処法として、人として向き合うことが大切である。

またプレイングマネージャーはメンバーのチャレンジの機会を奪い、信頼されていない感覚を与える。マネージャーは"どうすればチームで最高の結果を出せるのか"を考え実行に移すのがマネージャーの仕事である。(評価に対する対象は人ではなく、成果やアウトプットである)

自己認識とは?

自己認識とは、自分自身を理解すること、つまり、自分の内面や外見、思考、感情、行動などを深く把握し、客観的に評価する能力のことを言います。他者に自己認識してもらうためには自己開示を行う必要があります。

前提として管理職であるあなたは、「自分は話しかけずらい存在である」ことを自覚する必要がある。このことを自覚した上でメンバーとコミュニケーションを取り、自己開示を進める必要があります。

またメンバーとコミュニケーションを取る上で大事なポイントを以下にまとめます。

ポイント

  • 人はフィルター越しに世界を見ているため、過去の経験などから知らず知らずのうちに形成された思考パターンのフィルターを通しており、"客観的に世界を見る”ことは実質不可能であることを理解する。
  • 表の言動だけでなく、裏の真意に気付くために相手の話をよく聞く。
  • メンバーのペースに合わせた雑談を行う。雑談の際にも"聞くこと"を心掛ける。
  • 反対意見を伝えるときも相手の話を聞いてから伝えるようにする。またメリット/デメリットを考えてもらい、相手の視野が広がるように努める。
  • 自分が言いたい時=いいタイミングではないことを理解する。この際、翌日に延期するなどリスケすることが大切である。
  • 相手起点で考えて接するよう心掛ける。
  • 本人の心の状態で周りからの刺激に対する反応が変わることを理解する。

決断

  • 意見の対立が起きないよう心掛けていたが、"チームとして成果を上げること"をゴール設定し、そこに向かうためなら意見の対立を厭わないようにする
  • ただし意見の対立が起きた際にただ否定をするだけではなく、ゴールから見た現状を一緒に考えるようにする。
  • 相手の話をきちんと聞くことを心掛ける。

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