Azure CI/CD 技術

Azure Kubernetes Serviceについてまとめてみた

2025年2月21日


Azure Kubernetes Serviceとは一言でいうと、コンテナのオーケストレーションサービスとなり、Azureクラウドとコンテナが持つ開発高速性を活用した迅速なサービス提供が可能となります。

オーケストレーションとは、複数のシステムやプロセスを連携・調整して、複雑なタスクやワークフローを自動化し、効率的に実行する仕組みです。まるでオーケストラの指揮者のように、IT環境内の要素を制御・管理するイメージです。

Kubernetesとは?

コンテナ化したアプリケーションのデプロイ、管理、スケーリングを行うためのオープンソースのプラットフォームで、「 k8s(k+8文字+s)」とも表記されます。コンテナの設定、管理、調整を自動化するため、オーケストレーションソフトウェアとも呼ばれます。Kubernetesの特徴は以下となります。

  • 高いアプリケーションの移植性:基本的にサーバやネットワークなどのインフラから独立しているため、オンプレミス・クラウド・ハイブリッド問わず移植が可能。
  • コンテナの簡単なスケーリング:アプリケーションの状況によって簡単にスケーリングが可能。
  • 豊富な拡張機能やプラグインの提供:Kubernetesの開発元であるCloud Native Computing Foundationは大規模なコミュニティであり、Google、Microsoft、RedHatなどのエンジニアも積極的に参加しています。そのため、セキュリティ、監視、管理系などの拡張機能やプラグインを積極的に開発しており、様々なアプリケーションに適用できるようになっています。

Azure Kubernetes Serviceとは?

Azure上でKubernetesクラスタの構築・管理を行うサービスです。定義した要件に基づいてコンテナをクラスタに配置し、Kubernetesの機能によりオーケストレーションをすることができます。利用者は、監視・スケーリング・クラスタの作成などをAzureに任せることでインフラを意識する必要がなくなるため、運用上のオーバーヘッドを削減し、効率的なコンテナの運用管理が可能となります。

メリット

  • コンテナ化されたアプリケーション開発の高速化
  • 運用効率の向上
  • セキュリティ強化

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