ネットワーク 技術

NATについてまとめてみた

2025年2月16日


NATとは?

プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに、またはその逆の変換を行う技術です。

主にLAN(ローカルエリアネットワーク)内の複数のデバイスが、1つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットに接続するために使われます。

目的

複数のデバイスが同じIPアドレスで通信できるようにすることで、IPv4のIPアドレス不足を解消。また社内ネットワークと社外ネットワークで境界を作れることから、社内外での通信時にはFWを経由させることができ、結果としてセキュリティを強化することができる。

種類

  1. SNAT(Source NAT):送信元IPアドレスを書き換えるNAT
  2. DNAT(Destination NAT):宛先IPアドレスを書き換えるNAT

似た用語であるNAPTとは?

IPアドレス(ネットワークアドレス)だけでなく、トランスポート識別子(TCP・UDPのポート番号、ICMPクエリ識別子(応答を区別する識別子))も変換対象とする技術です。

※厳密にいうと、NATとNAPTは別物だが、同様(NAT=NAPT)の意味で使われることが多いので注意が必要

より詳しく解説すると、NAPTはLAN内のデバイスがインターネットにアクセスする際、ルーターが送信元IPアドレスとポート番号を、グローバルIPアドレスとユニークなポート番号に変換します。これにより、複数のデバイスが同じグローバルIPアドレスを共有できるようになります。

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