Azure セキュリティ 技術

EntraConnectに関連する属性値について

2025年3月25日


概要

EntraConnectとEntraクラウド同期についてChatGPTに聞いてみました。

EntraIDへのユーザ認証方法の違い

各認証方式の違いについてChatGPTに聞いてみました。

Entra IDがもつ"ImmutableId"を起点としたハードマッチ構成

そもそもImmutableIdとは、Entra IDと別の認証システムとの間でオブジェクトを一意に紐づけるために使用される。(Entra Connectやフェデレーションなどで使用される)

  • Entra Connectにおいて、ImmutableIdを基準にユーザオブジェクトを直接的に紐づける方法をハードマッチと呼ぶ
  • ImmutableIdをもつEntra IDオブジェクトに対して Entra Connectを構成する場合、ImmutableIdをADオブジェクトの属性に登録する必要がある

Entra Connectに関連する用語や属性値

  • ImmutableId

Entra Connectやフェデレーションなど、Entra IDと別の認証システムとの間でオブジェクトを一意に紐づけるための属性。Entra Connectにおいては別名「SourceAnchor (ソースアンカー)」とも呼ばれる

  • ハードマッチ

Entra Connectにおいて、ImmutableId を用いてアカウントを直接的に同期させるマッチング方法

  • ソフトマッチ

Entra Connectにおいて、UPNやメールアドレスを用いてアカウントを同期させるマッチング方法

ADの主要な属性値は以下のようなものになります。


属性値
用途備考
mailSMTPアドレスプライマリアドレス
proxyAddressesSMTPやSIPなどのアドレス複数アドレスを設定可能
sAMAccountNameユーザログオン名-
userPrincipalName (UPN)ドメインを付与したユーザサインイン名<sAMAccountName>@ドメイン名 形式
mS-DS-ConsistencyGuidImmutableIdの値を登録するユーザオブジェクトのImmutableId既定値
objectGUIDオブジェクト作成時に設定される一意識別子-

Entra ID 属性

Entra IDの主要な属性値は以下のようなものになります。

属性値用途備考
OnPremisesImmutableIdImmutableIdの値が格納される属性 
UserPrincipalName (UPN)ユーザサインイン名 

アカウントのマッチング方法

  1. ImmutableIdの値で一致するオブジェクトがあるか(ハードマッチ)
  2. proxyAddressesやmail属性で一致するオブジェクトがあるか(SMTPソフトマッチ)
  3. UPNで一致するオブジェクトがあるか(UPNソフトマッチ)
  4. 上記以外(→新規オブジェクトの作成)

注意点として、ImmutableIdを持つEntra IDオブジェクトにはソフトマッチの評価が行われません。

基本的にEntra IDオブジェクトはImmutableIdを持ちませんが、Entra IDがフェデレーションを構成している(していた)場合は ImmutableIdを持ちます。
このような状況下でEntra Connectを構成するためには、ImmutableIdの値をADに登録しハードマッチを行う必要があります。

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